五日市剛のツキを呼ぶ魔法のサイト
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point 2010.02.04
ツイてる!
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「ツイてる!」って、英語で何て言うのでしょうか?
アメリカに行くと、ニッコリして“Lucky me!”と言う人を見かけることがあります。
なるほど、これですね。何となくわかる気がします。
それでは、「ツイてないよ!」は英語で何て言うでしょうか?

“Just my luck!”という表現があるらしいです。
これで「ツイてない…」のニュアンスが通じるのでしょうかね。英語はなんとも奥深いです。

ものすごくツイてる! と思いたくなるような体験談をある女性から聞きました。
新潟の雪深いある田舎町で小学校の先生をしているY子さんのお話です。

Y子さんは先々週の金曜日の朝、いつものように勤務先の学校へ行き、駐車場に車をとめて教室へ向かいました。そのまま授業になり、携帯がないことに気がついたのは夕方、家に帰るときでした。

車を降りたときに落としたとしか考えられない...Y子さん。
奇しくもその日は大雪、外に出ると膝上まで新雪がありました。職員の方々も探すのを手伝ってくれました。何人かでY子さんの携帯にかけて音がするかトライしてくれたり、雪をかいて探してくれましたが、膝まで積もった雪の中で誰が見つけることなんてできるんだろう...といった心持だったかもしれません。
やはり見つからず、Y子さんはガッカリして家に帰りました。

帰宅しても何も手につかないY子さん。夜もなかなか眠れません。
布団に入り、わらびーちゃんを抱きしめながら「携帯が見つかりますように・・・。じゃなくって、携帯が見つかりました。感謝します!」と魔法の言葉を唱え続けながら、気がついたら眠っていたそうです。

 

 

朝が来ました。

その日は土曜日で、学校はお休みです。相変わらず降りしきる雪、雪、雪。
広報無線から積雪量が発表されました。“昨日からの積雪は100センチ・・・”
それを聞いたY子さんはガクッと肩を落とし、諦めかけたそうです。

午後になっても、雪は容赦なく降り続いていました。
Y子さんは「もう一度学校へ行ってみよう!」と思い立ち、車に乗りました。車の中でも「携帯が見つかりました。感謝します!」と言いながら、片道30分かけて学校へ行きました。

土曜日の学校は、普段ならいくら雪が降っても除雪はされません。ところが、たまたまある行事があったことと、その冬一番の大雪ということで、その日だけは除雪車が来て携帯を落としたであろう駐車場は、すでに除雪されていました。
「完璧にアウトだな...」と思いながらも教務室へ行き、学校の携帯を持って再び外に出て自分の携帯番号にかけてみたそうです。もちろん魔法の言葉を唱えながら・・・。

すると前の日はどんなに鳴らしても聞こえなかった自分の携帯の着信音がはるかかなたから、かすかに聞こえてきました。
耳を澄ませ近づいてみると・・・彼女が落とした位置からかなり離れた場所に残っていたわずか数メートル四方の雪の中に彼女の携帯はありました。やったぁ~!

誰もが見つかるわけないと思った携帯。この冬一番の大雪。でも、大量に降った雪のおかげで出動した除雪車。・・・あまりの雪の多さに、きれいに除雪できていなかったことが逆によかったかもしれません。そして、除雪車のハイド盤からこぼれたその雪の中に携帯はあり、その雪のすぐそばには除雪車のタイヤの跡が残っていたそうです。轢かれなくてよかった。
さらに幸運なことに、その携帯は防水でした。24時間以上雪の中に埋まっていましたが、どこも壊れることなく、現在、Y子さんのもとで元気に活躍しております。

「携帯が見つかったとき、もう嬉しくて・・・。魔法の言葉は本当に奇跡を起こすんだってわかった!」とY子さん。僕まで嬉しくなりました。

Y子さんは、学校の授業に絵本『じゅもん』を使ったり、小冊子を取り入れたりしているそうです。そのY子さんの小学校で、近いうちに講演させていただくことになりました。
本当に楽しみです。

この話を聞いていて、ふと思ったことがあります。
言霊。しゃべった言葉に本当に魂があるのなら、ふだん自分が発した言霊をいちばん浴びせられているものって何だろう...と。
それは恐らく、

携帯電話。

もしかすると、携帯は我々の言葉の影響をモロに受けており、場合によっては我々の心からの叫びに応えてくれるアイテムかもしれない...なんて、ちょっとスピリチュアルっぽく考えてしまいました。そのためにも、日頃、携帯電話にはいい言葉を語り、大事に扱いたいものです。


話は変わりますが、最近、講演会で、
「五日市さんは、どんなとき、ご自分に“ツイてる!”とか“感謝します”と言っているんですか?」
という質問を受けることがあります。
どうしてそんなことが気になるのかわかりませんが、正直言って、ほとんど言うことはありません。

えっ、魔法の言葉はつかわないの?
と意外に思われるかもしれませんが...そうですね。もうあまりつかわなくなりました。

嫌なことがあったら、「ありがとう」。
いいことがあったら、「感謝します」とか「ありがとうございます」。

確かにある時期、頻繁に言いまくりました。

でも今では、たいていのイヤなことに対しては心から「ありがたく」感じられるようになったので、そんなときの「ありがとう」が口から出てこなくなりました。
いいことがあると、自然と心から感謝するので、もう言葉になりません。だから「感謝します」と言葉にする以上の感謝の気持ちであふれます。

だから、もう魔法の言葉は、あまりつかわなくなりました。

ところが、先月の19日に、思わず“ツイてる!”とか“感謝します”を連発した出来事がありました。
その日の夕方、東京で顧問先との打ち合わせが予定されていました。夕食をとりながらの打ち合わせなので、その時間にギリギリ間に合うような新幹線に乗ろうと駅へ向かいました。

そして予定通り新幹線に乗り込み、イスにすわったのですが、なかなか新幹線が動きません。
「あれ、 なんでだろう?」

すると車内放送が。
小田原-品川間の沿線で火災があり、新幹線に電気を送る電線も切れてしまったとのこと。復旧にかなりの時間がかかる見通しとのことでした。

僕の頭にパッと浮かんだことは、
「消火にはまだ1時間ほどかかるな。その後の電線交換には少なくても2時間はかかる。作業が終わってもすぐには新幹線を動かすことはできないはず。ということは、4時間は動かないな」
ということです。
すぐに顧問先に携帯から電話しました。打ち合わせを別な日に延期してもらい、宿泊予定のホテルもキャンセルしました。
すぐに手が打ててよかった。

一方、車内の乗客の何人かは不満をブーブー吐いています。
「冗談じゃないよ、まったくもー」
「新幹線、トラブル多すぎだぞー!」
「なんでこんな時に。ちくしょう~」

僕はすぐに降りて、自宅に帰りました。
自宅に向かっているとき、僕の心は、なんかもう感謝でいっぱいでした。

「オレッて、なんてツイてるんだ」
「もう~、感謝しまーす!」

久々に魔法の言葉を口にしまくりました。

というのも、そのときにこんなことを考えたからです。
もし、この日の夜、僕の講演会が東京で予定されていたとしたら、どうなっていただろう?『講師到着せず』ということで、講演会はもちろん中止。主催者は、すべてのお客さんにお金を払い戻さなくてはなりません。ものすごい手間です。なのに何の利益も生みません。時間を割いて来てくださったお客さんには申し訳ないことになるし、主催者はパニックで大赤字。みんなに多大な迷惑がかかり、ホント大変な事態となります。はるばる沖縄や九州、北海道から来てくださるお客さんも時々いますしね。

今までを振り返ると、到着が遅れてしまって講演会をドタキャンしたことは一度もありませんが、もし講演時間に間に合わず、中止なんてことになったら...と思っただけでも真っ青になります。

今回の新幹線のトラブルを体験して、僕の思考回路は瞬時に次の経緯をたどりました。

1.え? 火事で動かない? となると、新幹線はダメだ。飛行機は? ...今からでは遅すぎるな。今日の打ち合わせは無理だ。

2.すぐに顧問先に連絡だ。ホテルもキャンセルしよう。

3.それにしても、今日は変更可能な打ち合わせでよかったなー。もし講演会だったら、しかも規模が大きかったらエライことになっていたぞ。いや~、そうではなかったので、ツイてるなぁ~。

4.よし、今後、ギリギリの新幹線はやめて、遅くても1本前の新幹線に必ず乗ろう。飛行機やその他の交通に関してもそうしよう。

5.問題が起こる前に、このような対策がたてられて、本当によかった。心から感謝します!


なにかトラブルやイヤな出来事があったとき、
「この程度ですんでよかった」
とか、
「このような反省・分析ができてツイてる」
とよく考えます。
さらには、
「こんなことに出くわさなかったら、真剣に〇〇について考えることはなかった。この出来事に感謝だよなぁ~」

という思考回路ができているので、トラブルがあっても心はすぐに感謝で満たされます。

こうした意味での「ツイてる!」「感謝します」。つまり、目先のことや自分のことだけでなく、「相手を悲しませずに済んでよかった」とか、「~さんが喜んでくれて嬉しい」という相手を基準にした感謝の意識が、その人の幸運体質をより強くしていくのかもしれませんね。

こんな想いに到達できたのも、ある時期、愚直に魔法の言葉を実践し続けたおかげではないかな...と思うのです。


雪の中から携帯を見つけ出したY子さん。
実は数日前、彼女に初めてお会いした際、その携帯も見せていただきました。
とってもかわいらしい携帯でした。Y子さんそのものの人格をその携帯に感じました。
彼女はその携帯を単なるモノとして扱っているのではなく、日頃から愛おしく思っているようでした。携帯を思いやる彼女の優しいお気持ちが、魔法の言葉を通して奇跡を起こしたかもしれないな...と、ふと思いました。


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